エディターレビュー
?「FF」の略称で親しまれ、続編が登場するたびにすべてのプレイヤーに衝撃を与え続けてきた「ファイナルファンタジー」シリーズ。「ドラゴンクエスト」と並ぶ国産ファンタジーRPGの代表作である。その原点である「I」と「II」が1本のカートリッジになりGAMEBOY ADVANCEで登場。
???FAMICOM用に発売され、爆発的な人気を得た「ファイナルファンタジー」(1987年)と「ファイナルファンタジーII」(1988年)をGBA用に改良し、新たなオリジナル要素を収録したのが本作だ。回数で制限されていた魔法の使用がMP制になるなどのシステム変更が行われているほか、会話シーンでは顔グラフィックが追加され表情も変化する。
???GBA版ならではの新要素として、二つの楽しみが用意されている。ひとつ目は、「I」に追加されたダンジョン「Soul of Chaos」。ある条件を満たすと、4体のカオスが封印された地下何層にもわたる広大な特殊ダンジョンに挑戦できるようになる。ダンジョン内では新たに追加されたアイテムも入手可能だ。もうひとつは、エクストラエピソード「Soul of Rebirth」。「II」に登場して世界を救うために散っていった4人の英雄を操作して、もうひとつの世界を旅することができる。
???クリスタルをめぐる時空を超えたストーリーの「I」、個性的なキャラクターと美しくも悲しい人間ドラマを描いた「II」。ふたつのゲームを最新の機能とグラフィックで一度に楽しめる、お得な1本である。(松本秀行)
エディターレビュー
RPG大作である「ファイナルファンタジー」シリーズの世界観に戦略性重視のシミュレーションゲームの要素を取り入れ、PSで大ヒットを記録した『PS one Books ファイナルファンタジー タクティクス』。スクウェアのシミュレーションRPGの代表作がGBAで5年ぶりに復活を遂げる。PS版のシステムをベースに世界観やストーリーを一新した完全新作だ。 ???物語はSt.イヴァリースと名づけられた田舎町に、主人公のマーシュが引っ越してきたところから幕を開ける。田舎町になじめず少々孤立ぎみだったマーシュのそばにはいつのまにか、気弱でいじめられっ子のミュートと、勝ち気でなにかと問題を引き起こす女の子のリッツのふたりが、つかず離れずの状態で集まるようになっていた。
???ある時、3人は手にした「FINAL FANTASY」という1冊の本を開いてしまったことで、St.イヴァリースの世界を一変させてしまうことになる。気づいたときには、彼らのお気に入りのゲーム「ファイナルファンタジー」の世界そのものが、剣と魔法の世界、イヴァリースになっていた…
???本作は、主人公と複数の仲間(ユニット)を操り、相手とのバトルに勝利しながらそれぞれのキャラクターを成長させていくシミュレーションRPGとなっている。ファンタジーの世界へと変わってしまったイヴァリースは「殺し合い」や「戦争」が堅く禁じられていたり、人間だけではなく異種族も普通に生活している不思議な場所。そんな世界でマーシュたち3人は、厳格なルールのもと正々堂々と行われる「バトル」をとおして物語を展開させていくことになるのだ。(荒沢有紀哉)